介護の相談窓口

介護用品、転職、その他介護関係の事について

介護職について(実際に働いて)

皆様は、介護職について、どんなイメージをお持ちでしょうか?

 

・辛い

・汚い

・低賃金

・大変

・重労働

 

こんなイメージをお持ちの方が、私の周りでは多い印象です。

 

実際のところ、間違っていません。

ですが、良さもありますのでそこは是非とも知って欲しいです。

 

先ずは、皆様がイメージしているかも知れないマイナス面からご紹介します。

 

 

〈マイナス面〉

※施設、会社、法人により差は有り。

 

・辛い

→ご家族からのクレーム(一例:必要以上のケアを要求、各施設や訪問で行えない事の要求)。

→施設によってはスタッフ間の意識の問題、虐待の現場に遭遇するリスク(例:職員によって、虐待になるかどうかの線引が違う、荒い介助をするスタッフもいる)。

→休憩が取れないケース(一例:グループホーム等入居者様の食事介助をしながら休憩時間としてカウント、救急対応や具合の悪い方を対応後、休憩がなくなる、残業がつかない等)。

→セクハラ(一例:利用者様、ご家族様、同僚、上司からのボディタッチや卑猥な言葉等)。

 

・汚い

→下のお手伝い(一例:尿失禁、便失禁の処理、グローブをつけていても、利用者様の行動によっては、服や肌に付くことも有り)。

→場合によってはゴミ捨て場を漁って探し物(一例:貴重品の紛失、ご入居者様が間違えて捨てたと言った場合)。

 

・低賃金 ※2019年現在

→初任者研修(旧ヘルパー二級)終了者は、一人暮らしするにも、低賃金(一例:手取り13〜17万円)の為、ギリギリ生活出来るかどうかで、貯金は難しい様子、結婚して養う側になるのは極めて難しい。

介護福祉士は、少し低賃金(一例:手取り18〜26万円)の為、一人暮らしは可能だが、結婚して養っていくには難しい。

→ケアマネジャーは、少し良くなり(一例:手取り19〜28万円)の為、介護福祉士と大きな大差無く、また今後はAIの導入で無くなる職業とも言われている。

→管理者は、賃金の幅が広く(一例:手取り26〜31万円)の為、ギリギリ夫婦二人分なら生活出来るかと思われる。だが、これ以上昇進しない方も多く、そのまま定年、再雇用で現場職になる方も多い様子である。

※全てにおいて、超過勤務分、超過夜勤手当は含まない

→エリアマネージャーやスーパーバイザー、ディレクターは、だいぶ賃金が上がる(一例:手取り28〜35万円)が、内部昇進は少なく転職の方が多いところもある。

→それ以上(ブロック長、役員クラス)は、(一例:手取り35万円以上)だが、ポストが空くことなど、先ず無いと思っていた方が良い。

 

・大変

→シフト制(一例:6日中夜勤が連続3回、早番日勤遅番夜勤と時間が不規則、それにより身体や精神を病む人もいる※実際母は、これで亡くなりました)。

→人員不足(一例:公休を削って勤務、熱発等で休みたくても休めない、だが採用時は基本的に教えない)。

→労災が認められにくい(一例:入居者様からの暴力による怪我、入浴介助中に足を捻る等介助中の怪我)。

 

・重労働

→肉体労働(一例:自分自身よりも重い人の介助がある)。

→女性が多い職場では男女関係無く重い物、入居者様の介助がある(一例:物品類の運搬、女性の場合自分より倍近い体重体格の方の介助)。

 

 

いかがでしょうか?

これだけを聞いてしまうと、“絶対に介護職にはなりたくない” “そんなに大変なの?” “私には無理” 等思われるかもしれません。

 

ですが…

それだけではないのが、介護です!

 

・やりがい

・給料アップの方法

・繋がり

・学び

・将来性

 

上記の事にピントを向けてみたいと思います。

 

〈プラス面〉

・やりがい

→喜んでくれる人がいる(一例:入浴介助やちょっとしたお手伝いでも喜ばれる)。

→お礼を言われる事が多い(一例:上記同様、ちょっとした事でもお礼を言われる)。

→達成感がある(ケア次第では、ADLの回復や介護度が下がる事もある)。

→表情が見れる(ケア対象は、いつも身近にいるので良い事をすれば笑ってくれたり、目の前で感じられる)。

→自分の結果が目の前で見れる(報告等では無く、自分の目で見て結果がわかる)。

 

・給料アップの方法

→各種資格の取得(一例:介護福祉士だと月に+2万円、ケアマネだと月に+3万円等、資格がお給料に直結してきます。資格は色々有りますが、先ずは介護福祉士の取得を目指しましょう)。

→リーダーやチーフ、フロア長になる(一番お給料を上げやすい方法ですが、責任も伴いますので要注意です)。

→転職(一例:前職手取り18万円→転職後手取り25万円等)※施設、訪問、株式会社、社会福祉施設等で変化有り。

 

・繋がり

→人生経験豊富な人達と繋がれる(一例:大手企業元社員、戦争体験者、8回結婚した人等)。

→地域の人たちとも繋がれる(地域密着型の施設地については地域交流等有り、新しい出会いもあります)。

 

・学び

→介護について学べる(一例:介助方法、介護に関する法律、認知症対応等)

→私生活に役立つ事も学べる(グループホーム等、認知症生活のサポートをする施設では、基本的に調理等も有り、また掃除等生活に役立つ事も学べ、時には利用者様から教えて頂ける)。

→マナーについて学べる(一般常識、ビジネスマナーの両方を学べます。また、ご高齢の方から教わる事も沢山あります)。

→対人折衝能力が学べる(基本的には、ご利用者様やご家族様の意向に沿ってのケアですが、出来ない要望も沢山あります。その為、普通に働いていても自然に身につき、こちらに有利な条件での結果が出せるようになっていきます)。

→クレーム対応が学べる(2~3割の割合で、クレームや無理な事をおっしゃるご利用者様、ご家族様がいらっしゃる傾向です。ですので、対人折衝能力同様、自然に身についていったり、施設によっては研修の実施もあります)。

 

・将来性※Pint!

→100年以内に無くなる事が無い職業(高齢者は、基本的に0にはなりませんよね。これから、団塊の世代含め逆に増えていきます。また、世界中で見れば今まで以上に65歳以上の人口は増加していきます!)。

→成長が見込まれる業種(上記の通り、まだまだ求める人は増えていく!そう考えれば当然マーケットとしても成長していきます!)。

 

 

いかがでしょうか?

介護に対する印象が、少しでも良くなって下さればうれしいです。

 

 

次回は、介護の資格について書いていきたいと思いますので、よろしければ次回も御覧下さい。

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