介護の転職に纏わる雑談 - 介護の相談窓口

～介護職の転職～

介護業界では、よくある事とも言われる転職ですが、実際のところ“多い転職理由は？”“転職方法は？”“転職先は？”等を、書いていきたいと思います。

・多い転職理由は？

　よく言われるのが、下記になります。

・人間関係

⇒同僚の職員と、人間関係（パワハラ、セクハラ含む）でなやみ、転職されるケース。

※転職時のPoint

→面接前の施設見学時に、可能な限りスタッフを良く観察し、人間関係について問題を抱えている様なスタッフがいないか見ていきましょう。また、管理者とスタッフとの関係、意見を言える風通しの良い施設か、ハラスメントに関する通報窓口はちゃんとあるのかを見極めると良いでしょう。

　※不明点等は、転職会社の人に聞いてみるのも良いかと思います。

・賃金Up

⇒有料老人ホーム、特別養護老人ホーム、グループホーム、小規模多機能、ケアハウス、訪問介護、その他介護と言っても、沢山のサービス形態があり、有料老人ホーム1つとっても、各企業、各法人で、お給料はまちまちです。ですので、お給料が高ければある程度割り切れる覚悟があれば、いくらでも高い施設はあると思います。

※資格、スキル、経歴にもよりますが…

※転職時のPoint

→先ずは、基本給が最重要ポイントです（基本的に、他の手当等は下げられる事も考えられますが、基本給は変動させにくいです。また、賞与とも連動し、基本給の何ヶ月分が出るかで、大まかな年収が計算可能かと思います。ですので、賞与が何ヶ月分出るかで転職を決定するのは控える事をお勧めします）。次にポイントになるのが、処遇改善手当です（企業、法人によって、全額支給のところもあれば、半分支給で後は研修費に回していますというところもあります。可能な限り、全額支給のところがお勧めです）。

→上記にもある“資格”“スキル”“経歴”は、介護職で働く上でお給料を決める最重要Pointかと思います。

資格については、ケアマネで2万５千円、介護福祉士で2万円、初任者研修（旧ヘルパー２級）で１万円等、様々な資格で資格手当や基本給が変動します。ですので、極力資格は取得する事をお勧めします。

スキルと経歴については、アピールポイントとして活かす事が出来ます。例えば、介護職だけでなく、リーダー経験、管理者経験をしていたとなれば、リーダー候補、管理者候補としてお給料も設定されますし、“有料老人ホームだけの経験者”と、“有料老人ホーム”“特別養護老人ホーム”“グループホームの3施設を、書く1年以上の経験者”では、転職のしやすさが変わってくる事もありますし、各施設で管理者経験があると、地域統括候補等高い職種に転職できるケースもあります。

・引っ越し

⇒結婚によるもの、住居の住替え等、理由は様々でしょうが、一般的な介護職員の場合、自宅から１時間圏内、都心等では出来るだけ近いところで仕事を探す方が多いようです。

※転職時のPoint

→自宅から、何分圏内が良いのか？逆に、近すぎる事でのデメリット（知り合いや顔見知りが利用者様になるのは、極力避けたい方等）はないかを考え、就業希望圏内に何件、どのような介護施設があるのかを把握すると良いでしょう。

・入居者（利用者）様やご家族様が理由

⇒入居者（利用者）様の介護度が重度化し、業務量が増える一方なのに、お給料も人員も変わらなかったり、入居者（利用者）様やご家族様からのハラスメント、クレーム対応の多さに疲れた等が聞かれます。

※転職時のPoint

→入居者（利用者）様については、事前に見学が可能であれば、雰囲気だけでも見ておくとだいぶつかめる事も多いと思います。また、ご家族様については、面接時に質問ができたら“ご家族様の来所頻度”“苦情対応と頻度”“平均介護度”について質問されると良いかと思います。

※大きな企業、法人であれば、別施設への異動を打診してみるのも良いと思います。

・管理者との不一致

⇒項目名のままですが、よく聞かれます。

※転職時のPoint